2023.3.6 市P連と市教委との教育懇談会

3月6日(月)、京都市PTA連絡協議会と京都市教育委員会との教育懇談会を京都アスニーで行いました。

冒頭、稲田教育長から、「『レジリエンスのあるPTA』を活動方針に掲げ、子どもたちのためにご尽力いただき感謝。3年ぶりにリアル開催されたPフェスでは、保護者、子どもたちの笑顔あふれる姿を見て、改めて対面でやる行事の大切さを実感。本日は年に一度の貴重な機会、有意義な時間にしたい」とご挨拶いただきました。

懇談の概要は以下のとおりです。

【幼P連】
3年保育の実現について、すぐには難しい問題かとは思うが、引き続きよろしくお願いしたい。また施設の修繕について、園で対処できない場合は先生と教育委員会で相談できる場があったら良い。
→ 現在、2年保育の園における未就園児クラスの方々への預り保育の実施の準備を来年度に向けて進めているところ。制度をしっかり発信していきたい。施設の修繕については、日々、先生方が見ていただく中で気になったことがあれば、教育委員会に相談いただくなど、園長先生方との意思疎通を引き続き図っていきたい。

【小P連】
GIGAスクール構想(充実期)について、先生方へのサポートを手厚くしていただきたい。スクールカウンセラーの数を増やすことができれば、色々な方の声をより聴くことができる。
→ ワンストップの電話窓口を設置、ICT支援員も他都市と比べ多く配置。幅広く子ども・先生方のサポートに当たっている。各校のGIGAスクール推進主任の取組事例を共有できるサイトも立ち上げた。スクールカウンセラーは、全校種に配置。これは全国でもトップクラス。カウンセリングセンターやこども相談24時間ホットラインの電話相談も利用いただきたい。

【中P連】
コロナ禍に伴い、生徒の心の面への影響は大きかったと思う。また、部活動が地域移行になっていく中、子どもたちの部活に対するモチベーションの違いがある中、複数の指導者が関わることによって子どもたちが抱えてしまう心配事等をどのようにケアするのか。
→ 家庭では日頃の会話や様子を見ながら、何か話してきたらじっくり聞いていただき、心配事が出てきたらスクールカウンセラーやカウンセリングセンター、こども相談24時間ホットラインを利用いただきたい。部活に関しては、国から出たガイドラインを踏まえ、今後、課題を整理していく。人材の確保、質の向上に取り組んでいきたい。

【高P連】
市財政が厳しいことは理解しているが、未来をつくる子どもたちのために、ぜひとも教育予算の確保を。6年度に、近高Pも控えており、市高Pと府高Pの連携に協力いただきたい。
→ PTAの皆様の要望を、我々が予算要求していくうえでのエールと受け止めて、しっかりと国等に要望していきたい。また、近高Pの成功に向けて、しっかり支援していきたい。

【総P連】
小・中学校の育成学級、通級等の保護者の困りを聞いていただけるシステムを作っていただきたい。
→ 小・中学校の教員がしっかりと相談に応えられるように、また併せて総合支援学校の育支援センターも活用頂けることの周知や進路に関する情報提供にも努めていきたい。

(市P連事務局)