2024.1.29 令和5年度 小P連はぐくみ委員会全市交流会

 1月29日(月)、令和5年度小P連はぐくみ委員会全市交流会を開催しました。
 講師には、大好評をいただいた昨年度に引き続き、社会福祉法人みずものがたり理事/おへそグループ統括園長 吉村直記氏をお迎えし、『「どうせならもっと上手に叱ってくれない?」〜世界初?!「子ども目線」によるほめ方と叱り方のコツ〜』をテーマに、講演いただきました。  

 吉村先生は、「叱るとは、子どもによりよい行動に気付いてもらい、その行動を習慣化し、幸せに導くプロセス。厳しく禁止するのは逆効果であり、穏やかに諭し対話的に伝えていくことが大切」であると話されていました。

  また、「褒めるを基本に行動を促し、答えを教えるのではなく、気付いてもらうため、保護者がサポートをする。例えば、ご飯をこぼしてしまう子どもに対し、「なぜこぼすのか?」ではなく「どうすれば、ご飯をこぼさずに食べれるか」といった問掛けをすれば、子どもは自ら考え行動する」といったこともお話しいただきました。

 その他「できていないことの前に、できていることに目を向ける」といったことや、「子どもを信じること」など、子育てにおいて保護者の我々が心に留めておきたいことも様々、お話しいただきました。  

 吉村先生は「子ども目線のほめ方と叱り方のコツ」を具体的且つイメージしやすい様に、質問形式でこちらへ問いかけてくださったり、ワークシートを使用してお話ししてくださったりと、非常に分かりやすく講演をしてくださり、会場では、声が聞こえてきそうなほど、大きく頷きながら講演を聞いておられる方や、涙ぐまれる方もいたりと、それぞれにとって実りある講演となりました。

 以下、皆様よりご回答いただいたアンケート結果を、一部抜粋してご紹介いたします。

<講演会の感想>

・子育てに悩む日々でしたが、今日の講演で具体的にどうしたら良いかを教えていただきとても勉強になりました。

・娘と喧嘩してお互いモヤモヤして始まった一日だったので、先生のお話を聞いて、すぐ娘と話し合いたいと思いました。

・講演でいただいたシート(※子どもの良い点を記入し、子どもが見える場所へ掲示するシート)を早速使用したら、子どもが嬉しそうにしていました。

・ちょうど小学校1年生の息子が、3歳の弟が何度も「やめて!やめて」と強く怒っていたので、「ママね、今日上手な怒り方講座聞いてきたんだけど、人はやめてって言ったらもっとしたくなるんだって!それより穏やかに、何故やめてほしいか、どうすれば良いか話合いしたら良いんだって」と言うと、兄も「そうなんだ」とクスっと笑い、弟に穏やかに話していました。

 感染症が増えている時期ではありましたが、多くの方にご参加いただき、あっという間の時間でした。

 講師の吉村先生、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。