2024.11.27 第43回中P連研究集会
11月27日(水)に京都アスニーホールにて、第43回中P連研究集会を開催しました。 前半は、中P連教育向上委員会 南田委員長より、京都府私立中学高等学校連合会(私学連合)との教育懇談会(10/1)と、京都市教育委員会との教育懇談会(11/6)について、各懇談会で主に以下のような項目について質問し、私学連合・教育委員会より、現状や取組について回答いただいたとの報告がありました。
【私学連合との主な懇談内容】 私立高校を選ぶうえで大切なこと、教育支援、進路、不登校対策、 教育ICT化の推進、教員の育成、学費・経済的支援、入学試験、PTAについて など
【京都市教育委員会との主な懇談内容】 部活動の地域移行、教員の働き方改革、中学校給食、不登校、 GIGA端末の活用、いじめについて など
後半は、京都企業コーチング代表 瞬速コーチコミュニケーション術 主宰 太田 英樹氏にお越しいただき「中学生がやる気になる応援コーチング」と題してご講演いただきました。太田様は長年、介護業界に携わり、利用者との関係づくりに苦労される中でアドラー心理学に出会い、知識や経験を積み重ねアレンジしたアプローチを「瞬速コーチコミュニケーション術」として体系化されました。
講演では、コミュニケーションの基本は相槌であり、良い人間関係に必要な要素として、コミュニケーションと話してもらいやすい個の在り方(空気感)が大事であり、他人や社会ではなく自分自身へ焦点を当てることが大事だとお話しされました。また、相手の目線や相手の関心に意識を向けること、そして、「頑張っているね」といった行動への承認、「役にたった!ありがとう」など感謝と貢献を日頃から伝えることがコミュニケーションとして大事な要素であり、子どものやる気にもつながるとのお話もされました。
子どもに対してだけでなく職場などの身の回りで実践できるような視点・表現方法の変え方や逆の立場での考え方といったアプローチの方法をご自身の体験談を踏まえながらお話しいただき、参加された皆さんが引き込まれる講演でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
(中P連研修委員)