2023.11.22 令和5年度 小P連はぐくみ委員会・中P連親まなび委員会 合同学習会

11月22日(水)、京都アスニーホールにて、 令和5年度 小P連はぐくみ委員会・中P連親まなび委員会 合同学習会が開催されました。

講師には、京都シュタイナー教室代表の木村賢司先生をお迎えし、「シュタイナー教育に学ぶ 心を育てる親の関わり」と題した講演をしていただきました。

心や感情を大切にするシュタイナー教育。日本ではなじみが薄い面もありますが、公立学校と全く違う方向を向いているわけではなく、「自分の頭で考え、自分の心で感じ、自分の体で行動できる子どもを育てたい」という、目指すところは公立の学校と同じであり、アプローチが異なるのだと木村先生は話されました。

例えば、公立学校での算数が、計算をしたり式を覚えるのに対し、シュタイナー教育では、運動場で100㎏の重りを引っ張ったり、1㎞を実際に歩いてみたりして、重さや距離を体感できる工夫をしているそうです。頭で覚えるより、心を動かすことを大事にするシュタイナー教育ならではの教育法だと感じました。

また心を育てることについて木村先生は、「心の中心は自分の中にあるのではなく、自分と他者の間にあり、他者と関わることで心が育つ。子どもの優しさや思いやりを育てるには、まずは楽しさ、嬉しさ、喜びを共有することから」と、ご自身の体験談を交えながらお話しいただきました。

参加者からは、「家庭でも取り入れたい教育方法がたくさんあった」「子どもが自分らしく育つ環境の大切さを感じた」などの声が届いています。

以下、皆様よりご回答いただいたアンケート結果を一部抜粋してご紹介いたします。

<講演会の感想>

・子どもたちの心、感情に響くような教育という点が、とても素敵な考え方であると感じました。

・1人1人の個性に合わせ、子供の心を育てるということは、子育ての原点、教育の原点であると改めて考えさせられました。

・感情があるからこそ学びが確かになる、そのことを忘れないようにしたいと思います。

講師の木村先生、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。