2024.11.21 小P連はぐくみ委員会全市交流会

 11月21日(木)、令和6年度小P連はぐくみ委員会全市交流会を開催しました。講師には、一般社団法人日本親子コーチング協会代表理事の原潤一郎氏をお迎えし、「『親子のきずな 笑顔の未来』~子どものやる気スイッチONの仕方、自己肯定感の高め方、不登校などについて~」をテーマにご講演いただきました。

講師の原 潤一郎氏

 まず、コーチングについての説明がありました。コーチの言葉の由来は馬車と言われており、コーチとは単に相手に技術を教えて技力を上げるものではなく、コーチングを受ける相手の目標を設定し、コミュニケーションを通じて目標を達成していくためのスキルであること、また、親はコーチングを学び活かすことで、子どもとのコミュニケーションを円滑にし、親子の信頼関係をより強固にできるとお話しされました。

 原先生のアドラー心理学をベースとしたコーチングでは、自分を大切にすることで得られた幸福感が家族や友人、さらには社会に波及するという、人間関係のエネルギーの流れをシャンパンタワーに見立てて説明する「シャンパンタワーの法則」についてのお話もされました。現実の事象をもとに今日から実践できるコーチングのお話は、笑いやなるほどといった感嘆の声も聞かれ、参加者にとって大変実りのある講演となりました。

参加者の皆様と記念撮影

 また、講演会後の質疑応答でも非常に鋭い質問に対して、原先生が丁寧にわかりやすく回答され、親子のコミュニケーションについてより理解を深めることができました。講演会後、参加者の皆様からご回答いただいたアンケート結果を一部抜粋してご紹介します。

〈講演後の感想〉

・子どものできていないところを知らず知らずのうちに口にしていたり、子どものために、と先回りして話を進め、子どもの気持ちに届いていなかったり、自分の行動を振り返って気づかされることがたくさんありました。

・親の考えを押し付けるのではなく、子どもの話をもう一歩先まで聞いて、コミュニケーションできるといいなと思いました。とても貴重な時間になりました。

・内容も興味深く、あっという間に終わったという印象でした。これからを生きる子どもたちの未来が笑顔でいっぱいになるように、まずは自分から自己肯定感をもっと上げていきます。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

(小P連はぐくみ委員会)